ルーツを辿り、冬の一着を考えてみる

本来意味をもってつくられたものを、そう見せず、さりげなく現代解釈でアレンジされたものには常に興味がある。

 

編集方法も様々で、その編集方法に共感できるか否かが、仕入れするかしないかの分かれ目になる。

 

普段何気なく買っている服もルーツを辿ってみると、思わぬものがベースになっていたりするかもしれないから探ってみる事をオススメします。

 

思い入れが深まるかもしれません。

 

 

 

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衿がそのままストールのようになった《seven by seven》のコート。

 

とても意外なんだけど、実はモンゴルの方の民族衣装がソースになっている。

 

偶然にも、CRISTASEYAでほぼ同デザインのものがあったんだけど価格は倍以上で、そちらはすでに完売。

 

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巻かずにストンと落とした感じも美しい。

図らずも機能が見た目の良さに繋がるのは好印象。

 

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ストール付きは、すぐにモノを失くしてしまう自分にはありがたい。

 

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しっかり厚みはあるけど、軽くてしなやかな素材は女性向きでもあるので、特別にXSサイズをつくってもらいました。

 

《seven by seven》

86,000yen +tax

 

 

 

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こちらは《CINI(チーニ)》のフーデッドコート。

 

おそらく、ベネツィアの水夫が着ていたウェアベースになっていて、身頃と一体になったシンプルなフードデザインが秀逸。

 

CINIはイタリアはベネツィアのマントをつくるブランドの兄弟ブランドだけあって、この辺りのアウターつくりは最も得意とするとこ。


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必要な時にサッと被るだけの飾りに近いフード。

 

素材はマリン感の強いネイビーカラーのメルトンなんだけど、一般的なものよりもかなり上質で高級感があり、ただの普通のユニフォームが極上のデイリーウェアへと落とし込まれている。

 

一癖あるデザインとのミスマッチ感がなんとも堪らない。

 

《CINI》

124,000yen +tax

 

 

ほかにも様々なルーツのものがあるので、またご紹介していきます。

 

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