2017年春夏のお話
年末の仕事納めと同時に風邪で寝込んでしまい、先ほどようやく起き上がることが出来ました。
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
旧年を振り返ってみると、フイナムで始まり、フイナムで終わった年でした。
ブログを始めたのが2月、SWITCH INTERVIEWが年末と、発信する機会をたくさん頂きました。
今までやや遠慮してましたが、服バカ認定されたこともあり、2017年は遠慮なく服バカ道を突き進む所存であります!
そして、いよいよ2017年春夏シーズンがスタートします。
画像は 2017春夏展示会より
特にシーズンテーマを設けないレショップですが、今回仕入れにおいて強くこだわったのは「余白のある服」です。
優等生すぎる洋服ばかりがはびこる昨今。
本来は喜ばしいはずなのですが、私含めて服バカのみなさん、どこか物足りなさを感じていませんか?
完成されていてコスパも高いのにそそられない。
むしろ完成されているからそそられないのかも知れない。
作り手からしたら厄介な相手です(笑)
もちろん完成されていて惹きつけられるものもあります。
それは伝統的で普遍的に変わらず作られているようなもの、これはいつの時代も必ず欲しいものリストに入っています。
我々のコーディネートの要となるものでもあります。
では、今ワードローブに加えたいもの、それは未完全な余白のあるものだと思うのです。
「足し引きを楽しむのがファッションの醍醐味」という持論を持つ私としては、余白こそが足し引きの重要なポイントであり不可欠なのです。
余談ですが、自分が別注する場合やモノをつくる場合も、あまり事細かに注文せず、一番ポイントとなるところだけ伝えて、あとは相手にお任せします。
計算し尽くさない、私なりの余白の作り方の一つです。
さらに話は逸れますが、、、コラボレーションの真の魅力って、双方の考え方や持ち味が一つのテーマにバランスよく落とし込まれる事だと思うのです。
だから面白いし意味がある。
話は戻ります。
17春夏は、意図せず女性デザイナーが多いです。
手に取る服がことごとく女性デザイナーで、自分でも驚くほどでした。
恐らく女性が作る男服には、既成の概念にとらわれない余白があるのです。
そこに魅力を感じて選んでしまっているようです。
古着を扱うのも同じような意味合いです。
「服としてのお惣菜」を提供するレショップの役割を考えると、お客様のご飯に添えるものとしては、強烈な魅力を放つけれども、けしてバランスはよくなく、何かと組み合わせる事で活きるもの。
それを今シーズンは余白のある服と捉えてご用意しました。
そして今回はあえてよそ見せず、限られた既製品の中からのセレクトにこだわり、魅力いっぱいの商品を見つけてきましたので、どうぞご期待ください(少し別注もありますが)。
今シーズンのレショップも、よろしくお願いします!!
ちなみに、初売りセールは本日1/2からスタートです。
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