一行は急遽ビアリッツへ向かった
don quichosse(ドンキショース)というエスパドリーユメーカーを発見したのは、2015年7月の海外出張中のPARIS滞在時、出張も半ばを過ぎた頃。
完全にアドリブだった為、急遽、飛行機のチケットとホテルの予約、レンタカーを手配し2泊3日の弾丸買い付け。
余談ですが...
私の中での海外出張(バイイング)の基本。
ネタや情報は有り余るほど用意しつつ、スケジュールはガチガチに組まない。
結果的にはガチガチなスケジュールで終える。
また、出張中の数少ないチャンスをモノにするためには
柔軟な発想力
柔軟な思考力
柔軟な現場対応力
が大切だと思っています。
少しでも柔軟性に欠けていたら、この商品も手に入らなかったでしょう。
今回も少なからずそういった柔軟な対応が生んだ産物だったと思います。
買い付けはホント紙一重なので気が抜けません。
少し話が逸れましたが...
ビアリッツの海岸。
夜の海で吠える同行のスタッフ。
don quichosseの工場で、初めてエスパドリーユの製作現場を見学することが出来ました。
【Don Quichosse(ドンキショース)】
ドンキショース社は、フランス政府が認定する数少ない「Enterprise du partimoine vivant(現存遺産企業)」の1つとして登録され、これまでシャネルやロロピアーナなどの名だたるラグジュアリーブランドと協業してきました。
don quichosseはゴムの加工段階から自社生産しています。
染色されていない天然ゴムが使用されています。
靴に取り付けられる前のジュート(麻の一種)のソール。
ジュートとゴムを熱で圧着させる道具。
サイズ毎に一台あります。
don quichosseのゴムは、一度粉々にしたものをジュートに熱圧着するという最も手間の掛かる手法で作られています。
出荷待ちのエスパドリーユ。
L'ECHOPPEオーダー分の全貌。
レザーエスパドリーユとレースアップタイプの2型。
レディースからメンズサイズまで幅広くご用意しています。
非常にオーソドックスなレザー仕様のエスパドリーユ。
かなり薄く上品になめされたカーフを使用。
8,800円(+TAX)
一枚革は足に馴染みやすく、裸足で履くエスパドリーユには最適。
中のジュートが透けるほど透明度の高い天然ゴムのアウトソール。
馴染みやすい革だけに、爪先が当たる部分にはシッカリ補強が施されています。
don quichosseならではの配慮。
エスパドリーユのインソールのチクチク感が苦手な方も多いのでは?
履き心地にこだわりインソールもレザー仕様。
カラーは左上時計回りにNAVY,BROWN,BLACK,WHITE。
レースアップタイプはdon quichosseのオリジナリティ溢れる一足。
7,800円(+TAX)
スウェードとキャンバスのコンビ。
シューレースの編み上げは調整幅が広く最良のフィッティングが得られます。
カラーはBROWNxNATURALのみ。
数少なくなりつつあるハンドメイドのエスパドリーユの
洗練されたデザインと履き心地の良さを、是非お試しください。
みなさまのご来店をお待ちしております。