私のWORN WEAR

WORN WEARをご存知でしょうか?
 
WORN WEAR(着古されたものたち)とは、PATAGONIAの環境保護への行動プログラム。
 

なかなか真似のできない素晴らしい活動です。

以下のリンクをどうぞご覧ください。

 

 HPはコチラ

www.patagonia.jp

 

 

 

 

さて、私にとってのWORN WEARも沢山あるのですが、その中でも最近出会ったストーリー溢れる2点をご紹介します。

 

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どちらも偶然ここ2週間以内に見つけたもの。 
 
上段はフランス製のシャツで、恐らく50年代前後のもの。
下段も50年代のものでPENNY’S BIG MACのシャンブレーシャツ。
 
共通しているのは、衿のダメージを隠すため、衿を裏返しにし補修されている所。
こうした補修自体初めて目にしたのですが、それが最近になって立て続けに出てきたのには驚きです。
 
 
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衿を立てた図。
 
上段は台衿と衿の間で一度切り取られ、ひっくり返して手縫いで再縫製されています。
番手の太い白糸の手縫い痕に心奪われます。
 
下段は大胆にも台衿ごとひっくり返して再縫製されていました。
ボタンホール位置が逆になってしまっています。
第一ボタンを使用しないからか、ボタンじたい取り外されていました。
  
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衿を立てた図(後ろから)。 
 
下段のシャツはダメージが酷く芯地が丸見えになっています。
 
 

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 何よりも驚きだったのは、今季のRE-PURPOSEのシャツとディテールが同じだったこと。
この衿先に向かう二本のステッチは、元来衿裏に取り付けるカラーステイ用のポケット。
 
 
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一致です。
 
RE-PURPOSEのこのディテールについても、フランスでは衿の補修方法として存在すると言われていたもので、それを最初からひっくり返してしまおうというアイデアでした。
 
  
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こちらのシャツのベース自体も70年代のフランスのオーセンティックなシャツのディテールを取り入れていて、少し大きめの衿にスクエアカットの裾にサイドスリットというもの。
 
このシャツもガンガン着込んで、将来は衿を裏返しにして元の姿に戻してみたいですね。
 

弊社BAYCREW'Sでもリペアサービスなど行っておりますので、ご利用頂ければと思います。

 

B'Reform Works Studio | B'リフォームワークス オフィシャルサイト

 

 
RE-PURPOSE フレンチシャツ
WHITE ペルーピマコットン使用 22,000円(税抜き)
INDIGO INDIGO染料使用 25,000円(税抜き)
 
 
 
店頭にてお待ちしております。